肩こりを悪化させないための3つの習慣。肩もみをおすすめしない理由とは?
日々の生活の中で肩こりを感じたとき、あなたはどのように対処していますか?
たかが肩こりと放っているうちに、頭痛や吐き気、めまいといった全身の不調にエスカレートすることがあり、早めの対処が必要です。
ここでは肩こりを悪化させない『体の土台づくり』と、絶対にやってはいけない『肩もみ』についてお伝えします。
肩こりでこんな対処法していませんか?
- コリを感じるところを強くもむ
- コリを感じるところに湿布薬を貼る
- マッサージ店でしっかりもんでもらう
- 肩まわりの筋肉をしっかりストレッチする
- 鎮痛薬をのむ
肩のハリをゆるめるはずが逆効果
実は、世間一般ではあまり知られていないのですが、私たち体の専門家から見ると、『肩をもむ・たたく』という行為はかえって肩こりを悪化させる対処法なんです。
なぜ悪化するのかというと、『もむ・たたく』という刺激は、体にとって「ダメージを受けること」と同じだから。
例えば、桃。
桃を強く握ったり押したりすれば、その部分が茶色く変化しますね。それは桃の実が、強い力でダメージを受けたからです。
私たちの体も、同じようにダメージを受けていると想像してください。そして、そのダメージから身を守ろうとして、硬くするのです。
つまり、こっている筋肉をゆるめようとして、肩をもめばもむほど、肩の筋肉や筋膜は緊張を強めてしまう、という結果を招くんです。
もまれる気持ちよさは脳の誤作動
「でも、肩をもまれると気持ちいいですよ?」と思われるかもしれません。
たしかに、気持ちいいですよね。だから効いていると思いがちですが、体にとってはそうではないんです。
私たちの体には、垂直に押される圧を「一瞬 気持ちいい」と感じる脳のクセがあるのです。そのせいで「気持ちいい=体にいい」と勘違いしてしまい、「強くもむ=気持ちいい=体にいい」と、長年思い込んできたのです。
つまり、脳が「気持ちいい」と感じていることは、体にとっては実は「攻撃」であって、もめばもむほど体は「体を固くして防御する」という結果になっていたのです。
肩もみをおすすめしない理由は、肩をもめばもむほど症状が悪化するから、なんです。
肩こりをこれ以上悪化させないための3つの習慣
『筋肉をもむ』という行為は、気持ちよくは感じるけれど体は嫌がる刺激なのだ、ということはわかりましたね。
ということは、肩こりを悪化させずよくしたかったら、「体が本当に必要としている刺激」を与えればいいわけです。
1. やさしくふれる習慣
普段から、自分の体をどんなふうに触っていますか?
体を洗う時ゴシゴシこすったり、歯を磨く時力を込めたり、痛いところをつい叩いたりしていませんか?
私たちは、自分の体を思った以上に手荒に扱っています。
まずは、自分の体をやさしく触れる習慣をつくりましょう。
肩がこって痛いというのは、まるで赤ちゃんが泣いているようなものです。泣いている赤ちゃんを叩いたりしませんよね。
それと同じように、痛みを感じている部分をやさしく扱うことから始めましょう。
一見 単純なことですが、実はとても大切なことなんです。
当院の施術を受けて肩こりが改善した方の多くは、体に対する意識を変えるだけで「痛みがやわらいだ」「痛みの感じ方が変化した」と報告してくださいます。
2. 正しく呼吸する習慣
しっかり呼吸できてきますか?肩こりでお悩みの方は、日頃から呼吸が浅い方が多いです。
普段から体が緊張している方は、息を吸う時におなかに近い肺の下の部分がふくらみません。それを補おうとして、胸の上の部分で吸おうとします。
そうすると、肩を引き上げて息を吸う形になります。肩を使って呼吸すると、緊張が強まりリラックスモードになれません。
呼吸が浅いと感じる方は、まず呼吸をしっかり行うところから始めましょう。みぞおちの両脇あたりの下部肋骨が左右に広がるイメージで息を吸い、吐く時は膨らんだ部分がすぼみながらウェストに近づくように動かします。
呼吸が正しくできるようになると、呼吸のたびに鎖骨や肩甲骨が連動して動くのが感じられるはずです。
呼吸が浅い時の肩呼吸とはちがう、心地よい動きのなかで肩甲骨がゆるんでくるのがわかるでしょう。
3. 首~肩を冷やさない習慣
首や肩は表面積が大きく、また服装の関係からも熱が逃げやすく、1年じゅう通して冷えやすい部位です。冷えると筋肉や筋膜が緊張しやすくなり、肩こりを悪化させます。
夏場は冷たいものの食べ過ぎ飲みすぎに気をつけ、冬場は首まわりの保温に気をつけましょう。
そして、しっかりと呼吸をして内側から代謝を高めましょう。
以上の3つは、肩こり体質を改善していく上での、もっとも初歩的な土台です。
肩こりに限らずですが、施術をした時にクライアントさんによって体の反応が違う、治りかたが違う、という時、それはこういった体の土台があるかどうか、というところが左右します。
肩こりをこれ以上悪化させず、よくしていくために、当院からの提案は、
- 肩をもまないこと
- そのかわりに新しい3つの習慣を取り入れること
早い方なら1か月程度で、体に変化があらわれます。ぜひ、やってみてくださいね。
それでも改善しない場合の原因
肩こりの原因は、姿勢や運動不足からくる筋肉のコリや血流のとどこおりが原因と言われていますが、本当の原因はそうではありません。
私たち体の専門家から見ると、がんこな肩こりの原因は、自律神経システムの不具合にあると考えます。
体の調子をととのえる自律神経は、信号機のようなものです。それが、コントロールを失ってバラバラについたり消えたりするため、伝達がいきわたらず渋滞が起きている、それが肩こりの症状としてあらわれているのです。
先ほどお伝えした3つの習慣は、自律神経システムをととのえるためのセルフケアでもあります。
しかし、骨格のズレ(特にくびの骨)や脳ストレスによって、自律神経の不具合が深刻だと、セルフケアでは対処できないレベルになります。
セルフケアを取り入れて1か月以上やっているけれどよくなっていく感じがしない、という方は早めに専門家にご相談されることをおすすめします。
当院では、おひとりおひとりの肩こりの原因を見つけ出し、体質や骨格にあわせて調整します。また、体質に合わせたお家での対処法もお伝えしています。
「肩こりは整体では治らない」と思っていた多くの方が、「肩こりって楽になるんですね!」と喜んでお話しくださっています。
ひとりで悩む前に一度相談を
肩こりや腰痛、姿勢バランスなど、どこへ行っても改善しなかったお悩みを、私たちと一緒に改善していきましょう。
地域のみなさまが日々の不調から解放され、それだけでなく、ご自分の内面美・外見美をいつまでも実現していけるように、心を込めてサポートします。
とはいえ、大切なお体を預けるのにいきなり高い金額をはらうのは、勇気がいりますよね。公式LINEからでしたら、無料でご相談にのることができます(LINEでお答えできる範囲内です)。
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