催眠整体で症状が緩和するメカニズムとは?脳内で認識している現実が変わると感情や症状が変化する

こんにちは。
美爽律整体アンリーシュ院長 澄田です。

私たちは
物理的な世界に住んでいますが

それをどう見てどうとらえるかは
人によって違います。

この世界を見る時に
自分の中にある基準を通して
見ています。

フィルターともいえます。

経験から学んだことや
思考や感情のクセ
大切にしている価値観や信念

などなど。

例えば、

「トランプ大統領はどんなイメージ?」

と聞いたら

好意的なイメージを持つ人、
敵意や嫌悪感に満ちたイメージを持つ人、
何も浮かばない無関心な人、

人によってさまざまです。

自分の内部にある基準が
人によって違うからです。

私たちはそれぞれの内部の基準によって
世界を認識しています。

もちろん、この内部基準は
自分自身に対しても働きます。

自分はどんな人間だと思っているか。
誰しも自分に対するイメージ、

それはすぐに思い浮かぶものだけでなく
そのほとんどは

自分が意識したこともない
無意識のイメージや認識

そういったものによって
自分の思考がつくられ、
判断が生まれ、行動が決まります。

そして、その産物として
「不調」や「病気」もあるのです。

例えば、深層意識で
自分を責める気持ち、
罰を与える気持ちが強いと

病気になったりします。

病気になる形で
自分に罰を与えているのです。

本人は治りたいと
懸命に取り組んでいても

根底に
「自分には価値がない」
「罰を受けて当然だ」という
価値観があれば

なかなか治りません。

また、
「一生付き合っていく病気」という

医師の言葉も
強烈な効力を発揮します。

権威ある立場の人から言われると
それは強力に刷り込まれて
内部基準として働きます。

「この病気は生きている限り治らない」という
内部基準ができてしまうので
治る余地がなくなってしまうのです。

エリクソン催眠では
無意識領域で作られている
強固な内部基準の枠組みをゆるめ

望ましい枠組みへと
ゆるやかに書き換えていきます。

とはいっても
「目が覚めたら罪悪感が消えています」
などという

直接的な表現はしません。

聞いているうちに眠くなったけど
この言葉の何が効くのかわからない
と思うような
あいまいな表現をくり返しながら

意識の強固な枠組みを
ゆるめていくんです。

無意識領域に投げかけられた
言葉がじわじわと作用し

ケースによっては
その場で痛みが軽減したり
動きが改善したりします。

「痛いに決まってる」
「動かないに決まってる」
という深層イメージが
催眠によって書き換えられ

確かにあったはずの
「痛み」や「動きづらさ」が
幻のようになくなってしまうのです。

昔、「アルプスの少女ハイジ」に
車いすに乗った
クララという女の子がいました。

クララは本来なら歩けるはずなのに
心理的制限が強くかかっていて
本人の内部基準が

「自分は歩けっこない」のままでした。

それが、ハイジの言葉に
感情が揺さぶられ
とっさに立ち上がったのです。

クララの内部基準が
書き換わった瞬間でした。

クララの場合は
ショック療法によって

「歩けないという自己催眠」から
目覚めたという方が
しっくりくるかもしれません。

どちらにせよ、
内部基準が書き換わると
その人の見ている世界が変わるので

痛みや症状がぶり返す、
ということはありません。

なぜなら

その人の「現実」そのものが
変化してしまったからです。

催眠療法は
「現実の認識を変える」ことで

症状を改善する、という
不思議な作用を持っているのです。

そして、

この内部基準の書き換えは
誰にでも起こせることなのです。

それを実現するのが
エリクソン催眠をベースにした
催眠整体です。