催眠のリラックス効果:過緊張状態をほどいて自分の中に絶対的な安全基地をつくること
こんにちは。
美爽律整体アンリーシュ院長 澄田です。
催眠療法をすると、初めての方でも
ほとんどの方が眠気を感じます。
施術してもらっているのに
眠ってしまうなんて・・・
と申し訳なく言われる方もおられますが
気にする必要はありません。
むしろ、ウェルカムです。
私たちの体は
自覚できないほど
あちこちが緊張して固まっています。
それはストレスから心身を守るために
まるで、鎧をまとうように
無意識に体をかためて
対応してきたから。
意識していないかもしれませんが
緊張グセのある人は
エレベーターで
知らない人が乗ってきただけで
体は身構えてしまうものなんです。
ただ、そのやり方を
無意識にずっと続けてきたせいで1日
終わると体はガチガチ。
思考が強い人はなおさら。
というのも、そもそも
思考というのは、放っておくと
ネガティブな方向へ
行きがちだからです。
横になって寝ても
芯から脱力できていないので、
寝つきも悪く
寝ても疲れがとれません。
その体でまた無理をするので、
どんどん固くなり疲れが溜まり…。
今の状態は
気がつかないうちに自分に
無理をさせてきた結果ともいえます。
さらに現代は
毎日大量の情報にさらされています。
考えなくていいことにまで
思考を使わされ
感情を動かされています。
体を使った単純な疲れ、ではなく
頭脳を消耗した疲れです。
だからこそ、
リラックス・脱力することが
心身の健康に必要不可欠なんです。
ただ寝転んでスマホを見てダラダラ…は
リラックスではありません。
日頃考えることもない体の部位を
丁寧に意識して力を抜いていく。
それによって
「絶対的な安心感」を
体の中に作っていく、という
繊細な作業です。
安心感は思考で作るものではありません。
体の感覚で感じるものです。
「何があっても私は大丈夫」
という全体的な安心感があると
私たちは
不安があっても、失敗を恐れず
チャレンジできます。
他者の眼を気にすることなく
自分を表現することができます。
痛みを抱えていても
人生を楽しむことができます。
何かあっても
自分の中に帰ってこれる
安全な場所があるからです。
ネガティブな感情は悪いものと
考えがちですが
生きていく上での危険回避本能なので
なくそうと思う必要はありません。
ただ、
そのモードに入りっぱなしで
生活に支障が起こるのが問題なのです。
何か問題が起きたとしても
問題の中にどっぷりつかって
消耗するのではなく
「リラックスモード」に切り替えて
そこから問題を眺め、
対処することができたら
だいぶ楽だと思いませんか?
そのためには
「意識的にリラックスに入る」という
トレーニングが必要なんです。
そのトレーニングの一つが
催眠療法なのです。
催眠状態は
深いリラックス状態のことを指します。
意識的に
深いリラックスを体験することで
体が「安全」を学習していきます。
そして、日常生活の中でも
自然とリラックスできるように
なっていくのです。
アスリートがする
イメージトレーニングも同じ。
競技への重圧に飲み込まれず
最高のパフォーマンスをするために
体をリラックスさせながら
集中力を引き出すことを
目的にしています。
ストレス社会と言われる現代において
催眠療法は
とても有効な手段といえます。
なぜなら、ストレスの多くは
「過剰な緊張」から生まれているから。
リラックスを学ぶことで
自分の中に「安全基地」ができます。
それがあるから
必要以上の緊張から解放され
本来の自分を
取り戻すことができるのです。



