感情をキレイに昇華するコツ ~ 一度きりの体験をなぜこんなにも脳内で引きずってしまうのか
こんにちは。
美爽律整体アンリーシュ院長 澄田です。
だいぶ前のイヤな体験を
ずっと引きずってしまうことありませんか?
もういいかげん忘れたいのに
グルグルと頭の中をめぐって
時間も心も消耗してしまう。
早く忘れたいのに、つらいですよね。
感情を昇華するにはコツがあります。
それができるようになると
感情から早く抜けることができ
気持ちの切り替えが
スムーズにできるようになります。
やり方は 3ステップ
①体験を【感情】と【思考】に分ける
②【感情】だけを感じる
③【学び】を見つける
一つずつ説明していきますね。
①体験を【感情】と【思考】に分ける
体験とは「思考」と「感情」の複合体です。
体験を何度も思い出し
記憶が強化されていくのは
感情そのものが原因ではなく
「内部対話=思考」が入るからです。
イヤな体験を思い出している時
頭の中でなにか喋っていませんか?
「ああすればよかった」とか
「こういうことは許せない」とか
「だから私はダメなんだ」とか。
頭の中で喋っている言葉
それが「内部対話」です。
これは感情ではなく「思考」。
思考すると解釈が入るので
経験が強化され
記憶が上書きされていきます。
一方で「感情」とは「身体反応」です。
驚くと胸がドキドキする
恐怖を感じると
体全体がギュッと縮こまる
怒りは
頭がカァーっとなったり
おなかが煮えくり返ったり
悲しいと
胸のあたりが重くなる
感情というのは体で感じます。
まずは、
体験というものはすべて
「内部対話(思考)」と「身体反応(感情)」に
分かれるんだということを
理解してください。
②【感情】だけを感じる
イヤな体験を思い出したら
数多の中でおしゃべりするのを
一切しないで、感情だけを感じます。
胸がドキドキする感じ
頭に血がのぼる感じ
胸が締め付けられる感じ
体の反応に集中して
ただそれだけを感じます。
脳内でのおしゃべりはしてはいけません。
それをするからこじらせるのです。
身体反応である感情は
基本的に長続きはしません。
感じきったら消えていきます。
空に浮かぶ雲のように。
小さな子が泣いて気が済んだら
ケロッとしてますね。
感情を感じきると、消えていくんです。
出てくるたびに
感情だけに注目して感じきる。
それを続けていくと
嫌なできごとを思い出したときの
身体反応がうすれていきます。
感情にどっぷり浸かって
くりかえし思い出す、という
ことがなくなってきます。
③【学び】を見つける
感情と思考を切り離し
感情だけを感じきるようにしていくと
思い出しても
感情を伴わなくなってきます。
体験と距離を置けるように
なってくるからです。
そうしたらその体験から
学びを見つけていきます。
その時「原因探し」はしてはいけません。
なにが悪かったのだろうとか
あんなことがなければとか。
それはまたグルグル内部対話が
始まってしまいます。
その経験を乗り越えたことで
どんなことを得られたのか
その体験があったから
どんな自分になることができたのか
その経験が
どのように自分を成長させたのか
そういった【学び】を見出すことで
経験が「糧」に変わります。
①体験を【感情】と【思考】に分ける
②【感情】だけを感じきる
③【学び】を見つける
これが習慣になることで
そこまでひどい経験そのものを
しなくなります。
ぜひ、習慣にしてくださいね。



