脱力日記(2)脱力した動きを目指すなら脱力しようと思わない。そのかわり・・・

こんにちは。
美爽律整体アンリーシュ院長 澄田です。

脱力日記(1)の続きです

合気道エクササイズAIKIX
学んだことをもとに
毎日体を動かすワークを始めました。

どんなことをしているかは
追い追い動画などを撮って
紹介したいと思います。

頑張って動かさない
限界まで伸ばさない
大きく動かさない

そのかわり

  • できるだけゆっくり動かす
  • 均一のスピードで動かす
  • 体を覆う皮膚が均一の張りを保ちながら動かす
  • 体が動きたいように動かす

動かすスピードを変えずに
均一に均質に動く。

イメージとしては
太極拳のような動きです。

最初から「脱力して動こう」と
思っていたわけではありません。

均質に、均質に、ゆっくりと

それだけを意識していました。

実は、ゆっくり動かすことは
ともて難しいのです。

早く動かすのは勢いでできます。

できないのを勢いがごまかすので
それなりにできているように見えます。

同じ動きをゆっくりしようとすると
途端にできなくなります。

力が入ってぎこちなくなったり
ふっと意識が抜けて
うまく動かせなかったり。

ゆっくり動かすと
ボロが出るのです。

ボロが出るということは
脳が制御できていないということ。

制御できていないから
上手く動かせない。

上手く動かせないから
痛めやすくります。

ゆっくり動かそうとすると
よけいな力を抜いて
最小限の力で動かさなければ
なりません。

つまり
ゆっくり動かそうとすると
おのずと
脱力した動きになってくるのです。

そうしているうちに
指先のある感覚に気づきました。

「空気抵抗」を
感じるようになったのです。

お風呂やプールで
手をゆっくりと動かす感じ。

あれに似た感覚が
空気に対して起きたんです。

「空気がある!!」

風が吹いた時や
素早く動かした時の
風を切る感覚は
誰しもわかると思いますが

その時に「空気がある」と
感じることはまずありません。

でも、ゆっくり動かすと

普段感じたこともないのに
密度をもった物体が手に当たる
そこに何かがちゃんと存在している・・・

見えるわけではないけど
空気を感じる・・・

空気の粒子を
感覚が拾い出している、

新鮮な発見でした。

そして、これこそがいわゆる
「気」の感覚なのだと腑に落ち

「脱力」への理解が
進んでいく転機になったのでした。