【スマホと自律神経】眼球がぐるりと動きますか?目の動きに不釣り合いな大量の情報で脳がパンクする
こんにちは。
美爽律整体アンリーシュ院長 澄田です。
慢性頭痛
めまい・ふらつき
耳鳴り
首の痛み・肩の痛み
鬱っぽい症状
PTSD
などで来院される方の多くは
眼球の動きが極端に低下しています。
仰向けになってもらい
顔の位置を天井(正面)に向けたまま
眼球だけ左右に動かしてもらいます。

そして、
眼球だけを右または左へ
寄せたままの状態で
30秒キープしてもらいます。
すると
眼球の位置をキープするために
後頭部にすごく力の入る方
徐々に首が眼球の方へ動く方
目を開けて眼球を寄せておくのが
きつい方(閉じてもらいます)
左右で動きやすさが全然違う方
中にはたった1分のこの動きで
翌日 目やあごの周りが
筋肉痛になったという方も。
たかが左右に目を動かすだけ、
と思いますが
眼球が動かないということは
自律神経が機能していない
サインなのです。
ストレスが過度にかかった状態では
それ以上のストレスを避けるための
防衛手段として
自律神経がフリーズモードに入ります。
(背側迷走神経系優位の状態)
そうすると
これ以上の情報を取り入れないように
眼球の動きは鈍ります。
視野が狭くなり、
ぼんやりとした視界になります。
輝きが失われ
目の表情が失われ
鬱々とした印象になります。
整体施術をすると
眼球の動きがよくなる
キープしやすくなる
首がつられて動かなくなる
視野が明るくなる
など、ほとんどの方が
眼球の動きが改善します。
目の施術をしたわけではありません。
施術によって体のストレスが減り
緊張状態が緩んだことで
閉じていた体がオープンになり
外側の刺激(視覚)を
受け入れられるようになったからです。
目が活発に動くというのは
好奇心のあらわれ・活発さの象徴です。
小さな子どもを見ていると
目がウルウルキラキラとしていて
キョロキョロとよく動きます。
外側に対してオープンで
自律神経が健全に機能している証拠です。
本来、動物は
目を動かすことで情報を取っています。
言い換えれば
本来なら、目が動いた分しか
視覚情報は入ってきません。
でも、人間の生活には
パソコン、さらにスマホが登場しました。
手元の小さいスマホ画面の中で
多くの用事が済ませられます。
動画やSNS、買い物
小さな画面からありとあらゆる情報が
手に入ります。
一説には
昔の江戸時代の人間が
一生かけて得られていた情報が
今では1日で手に入る
と言われるほど
私たちは多くの情報を
取り込んでいます。
そのほとんどが、小さなスマホ画面から。
目が動かない代わりに
画面が動いて切り替わってくれます。
眼球の動きに見合わない
膨大な量の情報が、脳へ入ってきます。
自分が動いた分しか入ってこない
他の感覚(触覚・嗅覚・味覚)と比べると
圧倒的な差です。
これ以上自律神経に
負荷をかけないように
まずは
適度にスマホの画面から目を離し
遠くを見たり
眼球を動かしたりして
目を休めるようにしてください。
特に上に述べた
慢性頭痛
めまい・ふらつき
耳鳴り
首の痛み・肩の痛み
鬱っぽい症状
PTSD
などの
症状がつらい方は
目から入る情報を
減らすことが重要です。
というのも
ネットで目に入りやすい情報は
「感情をあおる」ものが
ほとんどだからです。
特に悩みがある人は
不安を解消したくて
安心を求めて
ネットの情報をあさればあさるほど
悲観的な情報や否定的な情報に目が行き
どんどん
自律神経が狂っていきます。



