細胞を錆びつかせ、老化や病気を招くPUFA(不飽和脂肪酸)の有害性

こんにちは。
美爽律整体アンリーシュ院長 澄田です。

2024年1月1日
PUFA(プーファ)を
極力へらす生活を始めました。

私はガチ実践者でもなく
そういうビジネスを
しているわけでもなく

あくまで
元・看護師として身につけた
生理学の知識にもとづいて
わかりやすく書いていきます。

詳しく知りたい方は
専門的な方の書いたものを
参考にされてください。

■PUFAを知ったきっかけ

私がPUFAという言葉を知ったのは
3~4年前。

崎谷博征先生のブログでした。

でもその頃は
まだそこまで興味もなく
なぜPUFAとはちみつがセットで
論じられているのかも
よくわかりませんでした。

去年グルテンフリーを始めたあたりから
栄養を補充する 
ということよりも、

害になるものを体に入れない
ということに意識が向くようになり

PUFAは
美容やアンチエイジングによくない

というのを知って
そこで改めて
PUFAについて知ろうと思ったんです(切実)。

■PUFAとは

polyunsaturated fatty acidの略で
不飽和脂肪酸と呼ばれる脂質です。

私は数年前、この
「飽和」と「不飽和」で混乱し
脱落したのですが・・・。

簡単にいうと
飽和脂肪酸とは、
化学的に結合できるところが
ない状態の脂肪酸。

つまり、化学的に安定した物質。

一方で、PUFAと呼ばれる
不飽和脂肪酸とは
化学的に結合できる余地のある
脂肪酸。

つまり、不安定な物質。

化学的に不安定ということは
化学反応を起こしやすい、ということ。

もっとも起こしやすいのが
酸化です。

つまり

不飽和脂肪酸 PUFAが
問題になるのは
非常に酸化しやすい物質
だからなのです。

■酸化した脂質の影響

脂質は細胞膜の成分です。

細胞膜の成分が
不飽和脂肪酸のような
酸化しやすい脂質でできている場合

体内で発生した
活性酸素と結びつき、
過酸化脂質(アルデヒド)へと変わります。

体内で発生した過酸化脂質は
その近くにある脂質も
連鎖反応的に酸化させていきます。

結果として
細胞膜の機能がダメになり
細胞内に不具合を引き起こします。

つまり病気になるのです。

さらにPUFAによって
細胞膜の機能が損なわれると

細胞内への糖の取り込みが
ブロックされ

生命活動の根幹である
エネルギーが作られず
体の各所に不具合が生じます。

また美容面では
シミやしわを発生させ、
血管の老化を早めるので
美容・アンチエイジングの大敵といえます。

■食べ物に含まれるPUFA

そして、ここからは
一般的な栄養論とは
真逆のお話になっていきます。

酸化しやすい脂質である
不飽和脂肪酸PUFAが
多く含まれているのは

  • 亜麻仁油
  • フィッシュオイル(DHA・EPA)
  • 菜種油
  • コーン油
  • オリーブ油
  • 大豆油
  • サラダ油

など、一般的な種子油と魚油です。

そう、一般的に
健康にいいといわれる油です・・・。

魚に含まれるDHAは、実は
もっとも酸化しやすいPUFAの一種。

DHAは、脳や血管にいいと
粉ミルクにも添加されていますし

サプリでとっている方も
多いのでは?

なぜか、栄養学では
不飽和脂肪酸が健康にいいと
大々的に歌われているのです。

逆に、酸化しにくい
飽和脂肪酸の代表的なものは

  • ココナッツオイル
  • 動物性脂肪(ラード・牛脂・バター)

など。

動物性脂肪は、
コレステロールを上げ
健康によくないと、
教えられてきませんでしたか?

ということは、PUFA的には
唐揚げはアウトだけど
豚骨スープはセーフになります(笑)

・・・私たちは
いったい何を教えられてきたのでしょうか?

■PUFAまみれの食生活がもたらすもの

不飽和脂肪酸を取り込むことで
体のいたるところに
過酸化脂質ができ

  • 細胞膜の健全性が失われる
  • 細胞のはたらきが狂う
  • 炎症物質が常時体内をめぐる

そうすると

  • 細胞の劣化
  • 代謝異常
  • 組織の老化
  • 病的細胞の発生

など体内がむしばまれ

  • 慢性疾患
  • 認知性疾患
  • 精神疾患
  • 慢性疲労
  • アレルギー
  • 老化

など難治性の病態を
誘発する可能性が。

画像引用元 : https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2023/03/press20230310-01-cell.html

有害物質である過酸化脂質を
体に取り込まないことで

それだけで体は
健康になっていくと思いませんか?

■まずはできることから

日本で完全PUFAフリーを
実践することは本当に難しい。

加工食品を手に取って
裏を見ると
必ず「植物油脂」が入っています。

まずは、
外食や総菜などで
揚げ物を選ぶのをやめ

家庭で使う油を
見直すことから始めましょう。
私は料理てはこれを使っています

有機JAS 調理用ココナッツオイル

※油を使わない調理にシフトしたので
 ほとんど使いません。

あと、バターも使います。
バターはそのまま食べることもあります。

完全オイルカットはおすすめしません。

昔保健師をしていた時に
訪問先の年配男性の方が

「コレステロールを下げようと思って
 油抜き生活をしたら
 髪も肌も爪もパサパサになり
もとに戻るのにものすごく時間かかった」

とお話されていたので。

糖質にせよ油脂類にせよ
なにごとも
完全除去!みたいなことはせず

ほどほどで体調を見ながら
すすめる方がいいです。

この記事が
あなたのよりよい生活に
役立てばうれしいです。