浄化と治癒(5) 体はどんな時も間違えない

こんにちは。
美爽律整体アンリーシュ院長 澄田です。

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私も含めて、多くの人は頭で考えすぎです。

家には犬と猫がいますが
彼らは
とにかく体に忠実に過ごします。

食べたくなかったら食べないし
しんどかったら寝ています。

食べないこと、動かないこと
そのものが病気なのではなく

体の中の不均衡を元に戻すために
それが最善だからそうします。

でも、それを見て
飼い主である私たちは
ついつい慌てますよね。

そういえば
私たちが子どもの頃は
風邪をひいたら
「栄養あるものを食べて体力つけるように」と
勧められていました。

だから、そういうものだと思っていました。

ところが、大人になってから
その考えが180°変わりました。

20年くらい前、体調が絶不調で
月に一度は寝込んでいた時のこと。

体調が急降下し始める時は
いつも嘔吐から始まりました。

つまり私の体は、
体直しを始める時に
まず胃の中のものを
全部吐き出させてたんです。

吐き出すと胃のあたりが
スッキリしました。

そうして胃をからっぽにしてから
私を寝込ませました。

脱水が心配だったので 
吐いて少ししてから
飲み物を飲んだことがありました。

結果は・・・

速攻で吐き出さされました。

最初に胃の中をからっぽにするのは
消化にエネルギーを回さないための
体の戦略なんだ

と気づいてからは、
それに従うようになりました。

飲まず食わずで2日間くらい
寝込みます。

食べたい飲みたいという気持ちも起きません。

親の世代は
食欲がない、食べたくないというと
とても心配して

「栄養あるもの」を
食べさせようとしますが

体が欲していない時は
体にものを入れない方が
早く治ります。

体はどんな時も間違えません。

体は常に、
今できる最善の状態をめざして
調整しようとします。

ただ、
大きくなり過ぎた不均衡を
治そうとする時は
痛みや苦痛をともなうから

私たちは慌てて
痛みや苦痛を抑えようとしてしまい

結果として
治るプロセスを邪魔し
治りを遅くさせてしまうのです。

体はどんな時も間違えません。

たとえば、
膝に水が溜まるのは
どういう理由かご存知ですか?

膝の使いかたが間違っていて
軟骨がすり減ってきて
これ以上軟骨どうしがぶつかって
すり減らないようにするためです。

関節の中に水分を増やして
クッションをつくり
衝撃が抑えられるようにしているのです。

そうすると
関節包が普段よりも
パンパンに膨れるので
当然圧迫感や痛みが出ます。

そこで痛いからと言って
関節の水を抜くと
クッションを補充するために
また水分が分泌されます。

膝の関節が整い
軟骨の摩耗がなくなれば
水は出る必要はないし
自然に引いていきます。

このように
体はいつも体を治し
整えようとしてくれていますが

その時に、私たちにとって
不都合な症状が出るものです。

それを、ご本人が
どのように受け止められるかで
その後の経過が
まったく違うものになります。

体の声を拾いそれに従えるか、
そこで私たちの自己信頼が試されるし
それこそが治癒への転機になります。

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