浄化と治癒(4) 痛みを避けることで治癒から遠ざかる

こんにちは。
美爽律整体アンリーシュ院長 澄田です。

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痛みを避ける行動と
治癒へ向かう行動は違います。

痛みを避ける行動心理は
「とりあえず今すぐここから逃れたい」

治癒へ向かうための行動心理は
「よりよい将来のために今 行動する」

人というのは

将来得られる利益よりも、
目先の利益を優先する
傾向が強いです。

行動経済学で
「現状志向バイアス」と
呼ばれているものです。


痛みを避ける行動は
とりあえずこの状況を何とかしたい!
と衝動的に行うので

将来的に、自分の体にとって
プラスにならないことの方が多いです。

治癒へ向かう行動というのは
必ずしも今の自分にとって
プラスになるとは限りません。

これまでの習慣を
変えなければならなかったり

今を満たす欲求を
ガマンしなければならなかったり。

かなり前のことですが
ある治療の後遺症で悩んでおられる方が
来られました。

ある病気の治療で出された薬が
強い作用の薬だったようで
その副作用が強く出たそうです。

そして、その副作用の症状を何とかする
ための新たな治療。

しかし、それでもよくならず
また新たな治療。

よくならないので
整体で何とかできないかと
来院されました。

たくさんの薬を使って
不快な症状を抑えている状態。

体はいっぱいいっぱいでしょう。

かなり刺激を弱くして
最小限の施術をしました。

施術中は
「久しぶりにリラックスできた」と
ウトウトされていました。

それでも
終わった直後に
気分が悪くなられました。

リラックスして緩んだことで
抑えていたものが
出てきたのかもしれません。

私としては
その身体反応は想定内でしたが

「またこういう状態になったら怖い」
ということで通院は続きませんでした。

たとえば、将来の目標があって
それを達成するためにリスクを避ける、
というならいいのですが

将来的な目標もヴィジョンもなく
ただ目の前に現れた厄介なものを
反射的に避ける避ける避ける・・・

ということを続けていくと

通りたかった道を
いつのまにかどんどん外れ
自分がどこにいるのかさえ
見失ってしまいます。

「こんなはずじゃなかったのに」

ご本人だって
望んでそうなったわけではない

でも…

そうならないために
本当はどの地点で何を選択したら
よかったのでしょう。

まずは
日頃の小さな風邪を
上手に引くところからでしょうか。

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