炎症はあたためて治す

こんにちは。
美爽律整体アンリーシュ院長 澄田です。

捻挫や打撲をして
関節や筋肉などに炎症が起きて
痛みが出ていたらどうしますか?

アイシング
コールドスプレー
消炎湿布

ほとんどの人は冷やすと思います。

実は
患部を冷やすという行為が
治癒を遅らせているって
ご存知でしたか?

これからは
冷やさないことをおすすめします。

■炎症とは?
そもそも炎症とは
治癒プロセスの一つの段階です。

悪さをしようとして
炎症を起こすのではなく

体の損傷部位を
正常化するために起こしています。

でも、世間の考えでは
炎症はよくないことだと
なっています。

ジンジンズキズキ痛いですから、
心配になりますもんね。

でも、冷やしたり、消炎薬によって
炎症を止めたら
どうなるでしょうか?

鎮火するので
よくなったように見えますが
実はそうではありません。

それは例えるなら
部屋の掃除をして

いらなくなったゴミを
焼却しようと火をつけたのに
危ないからと
消火剤で火を消すようなもの。

すると
燃えなかったゴミが残ります。

燃えきらないまま
体内に残るので

治癒プロセスは中途半端に
終ってしまいます。

■ケガの後遺症は冷やし過ぎが原因
これは特に
ケガをしたときに
はっきりわかります。

捻挫や打撲は
初動として冷やすように、と
長年言われてきましたが

冷やすほうが
炎症反応が不十分となり
その後 後遺症として
痛みや動かしづらさが残ります。

スポーツでケガをした人なら
経験あるのではないでしょうか?

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アイシングは筋肉損傷の「回復を遅らせる」ことが判明(神戸大学) - ナゾロジー

■冷やす代わりに温める
アイシングはするな。
ではかわりに何をしたらいいでしょう?

軽く温めることをおすすめします。

温めることで炎症反応が進み
痛みや熱感などがひどくなるので

一時的に症状が悪化したように感じますが
結果として治りが早まり
後遺症も残らず治ります。

これは前の記事にも書いた
「発熱はむやみに下げない」
ということにも通じます。

冷えると
血行が悪くなり免疫が下がります。
冷えは万病のもと。

それはケガした時にも当てはまります。

私たちの体は、
私たちが考える以上に
精妙にできていて

体の反応はすべて
必要があって起こしています。

私たちは
自分の浅はかな考えで
患部をいじったりせず

その反応がスムーズに進むように
働きかけてあげることです。